分かってくれとは言わないけど、分かってほしい幹事の気持ち
わたしはよく飲み会や遊びを企画する。
何故するかというとその遊びや飲み会をしたいから。
このお店にこの人たちと行きたいから企画しよう、と誘い日程調整などをする。
それはわたしにとって至って普通のことであり、当然のこと。
だって自分がやりたいと思ったことだから。
ただこれを繰り返していると都合よく曲解してくる人が一定数いる。
佐伯さんはみんなでワイワイするのが大好きで何でも幹事をやってくれる人だ!と。
もちろんそういう人もいるのかもしれないけれど、世の中の企画発案者の多くは
わたしと同じような気持ちなのではないかと思って記事にしてしまった。
わたしが幹事をやる理由
決して幹事業そのものが好きなわけではない。
断られたら残念な気持ちになるし、日程調整や予約は面倒だ。
やりたいことをやろうと言ってくれる人がいないから自分が言い出すのだ。
誘ってくれたり企画してくれる人がいればやっていない。
ここから記事を書くきっかけとなった出来事を交えながら説明します。
わたしの最寄り駅に紅葉が綺麗な「XX公園」がある。
昨年も数人で訪れ、その後に地元の美味しいお店で飲むというプラン。
昨年一緒に行って公演をたいそう気に入ってくれた女の後輩ちゃんが
「藁焼き」というものを食べてみたいと言っていたのを思い出し、
地元にお手頃な藁焼き屋さんがあってわたしも大好きなお店であることや、
遥々来てくれるため美味しいものを食べてほしいという気持ちから
紅葉と藁焼きを楽しむ会として地元民のわたしが企画した。
ここで発生する作業としては、以下の通り。
- 誘いたい友人の日程確認
- お店の予約
- 当日の遅刻だなんだの連絡係
- 当日のアテンド
一番面倒なのは日程調整。そこさえ決まってしまえばあとは大したことないのだ。
なんせ自分がやりたいことであり自分が行きたい店だから。
幸いにして紅葉は見ごろというものがあるため、〇月〇日~〇日まででと候補をあげて決めていく。
その後は、1時間程度散策してお店に行くためその時間に合わせて予約。
言ってしまえばこの程度だけれども、いかんせん企画というのは腰が重い。
みんなそうだから企画しないのだろう。
それでもやるのはしつこいようだけれども、自分がやりたいことだからであり、
それによって友達が楽しんでいるところを見るのが大好きだからだ。
なんか勘違いされてるなと思った瞬間
とても楽しく当日を過ごした。
紅葉には少し早かったが、赤と緑が混ざりそれはそれで綺麗だった。
藁焼きはとてもおいしく、2軒目の行きつけのバーも好評だった。
(地元だったことと、一緒に住んでいる彼氏も一緒だったために安心してしまい
すこしわたしが飲みすぎてしまったことが反省点としてはあるけれど)
翌日、来てくれたみんなに楽しかったことと地元まで来てくれてありがとうという旨のLINEをした。
ここまでがお誘いした側としてやることだと思っている。
あくまで幹事というのはスポットでやるものだ。
話は逸れるが、企画してもらって誘ってもらった時には
幹事の人からLINEが来る前に、企画や予約、二軒目の手配をありがとうというお礼などは欠かさない。
何故なら、企画することが多いためにこういう連絡が早く来るのはとても嬉しいと分かっているから。
殆どの人からは、美味しかった綺麗だった企画ありがとうという嬉しい連絡が来たのだ。
ただ、1通を除いて。
その1通でわたしはげんなりしてしまった。器が小さいと言われても構わない。
その返事の要約はこうだ。
①ありがとう、楽しかった ←おおよかった。企画して良かった。
②また誘ってくれ ←???
③今度は★★(わたしは縁もゆかりもないところ)に行こう ←?????
この文脈からするに、なぜかわたしが大して行きたいと思っていない
訪れたことすらない★★にみんなで行くための企画をしろということだろう。
思い起こせばこの人は、誘えば来るが企画はしない。
誘ってきたときにはいつも「 ★★ に行こう!」とだけはやたら言っていた。
言えばそのうちやってもらえると思っていたのだろう。
それを半年繰り返したけれども企画されないから文字に残したのだろう。
わたしはそのLINEをそっと既読スルーした。
大人は怒らない代わりに教えない。
わたしが何度言われても企画しないことから察することのできない彼は
この既読スルーの意味に気付くこともなく、
またきっと会うたびに★★に行こうと言うのだろう。
そう思うと、もう会うことも憚られてしまうなと思っているのである。
幹事は慈善事業でも何でもない
これからの季節、忘年会や新年会の幹事をやることになる人もいるでしょう。
会社の上司から任されたり、
仲間内で毎年やっているからそろそろ言い出さなきゃと半ば義務的にやっている人が多いと思います。
時には、クレカのポイントたくさんつく♩とか本当に行きたいお店の下見がてら会社のお金で行ける♩などと言うこともありますが、
これらもだいたい自分を奮起させるための後付けの遣り甲斐だったりします。
どうか、どうか幹事の人が好きでやってるからいろいろ言っちゃえ!ってしないでください。
久し振りに会った勢いで「今度あれやろうよー、〇〇さん企画して!」なんて
自分のやりたいことの企画を、その会の幹事に押し付けないでください。
頻繁に幹事をやらされたりやったりしている身からは以上です。